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タイミング的にもバッチリだった。3月の上旬にこの本の存在を知った。迷わずAmazonで予約し、3月16日発売日に郵便ポストから取り出してエレベータの中で封を開けた。ご飯を作って食べて、1時間かけて読み切った。
本を読みながらワクワクが止まらなかった。まるで自分がカメラ片手に旅をしているような気にさせてくれる内容だった。
かんたんなあらすじ
プロのカメラマンからカメラを趣味としている声優さんや芸人さんがそれぞれの観光で思い思いに写真を撮る。旅の予算は1万円。交通費を含んだ1万円だ。笑
旅行で一番お金がかかるのは交通費だろう。基本的に自宅から出発するとなると予算1万円では近場になってしまいがち。しかし、この本では最高、東京から広島まで1万円で旅をしている猛者までいる。笑
限界を自ら設定しないのがまたいい。この本を読むと「遠くへは行けない」は言い訳となる。1万円以内でなるべく遠くへ行く手段を考えるのがまた楽しい。
企画内容が、いい。
予算1万円という微妙なところがいい。
1万円だと、普通に使い切ってしまう可能性がある。
こういってはあれだが、少し年齢がいった、大の大人が旅行に1万円というのも面白い。いかにも
36人36種にリアリティがある。
登場するのはプロのカメラマンからカメラを趣味としている声優さんや芸人さんだ。
36もの旅プランはかなり見応えがある。
台本はなく、主役の本人が好きなところへ好きな交通手段で好きな物を食べて、好きに観光、好きな写真をとっているのがいい。
コンセプトを決めている人なんかは、なるほどと真似しやすい。
ただでさえ予算1万円なのに、さらにコンセプトを決めるとは、なんというRPG感!ワクワクしない訳がない。
残念ポイント。
①オールカラーでない。
ちょっと残念。写真本ではあるが、どちらかと言ったら旅本に近いのかもしれない。
しかし、デジタルカメラマガジンがオールカラーでないには何か大きな訳がありそうなのだが。
カメラの専門家が出す、旅行本という捉え方をすると見方が変わってまた面白味が出てくる。旅行専門の出版社には出せない内容になっていると思っている。
②本のサイズが小さい。
デジタルカメラマガジンは実はここ数年分はKindle unlimitedで読み放題だ。なんという太っ腹だろう。そういう心意気もプラスしてしまうが、ちょっとしたカメラハウトゥー本を買うより、案外デジタルカメラマガジンを買った方が、作例と設定がためになるのだ。
ざっくりと読んで気に入った号は買うようにしている。この1ヶ月間ですでに2冊購入ずみだ。
なぜKindle unlimitedで読めるのに紙の書籍版を購入するのかと言ったらそれは大きな紙上でみたいから。
やっぱりカメラ好きとしてはiPadやパソコンなどの液晶画面でなく、紙で見たい。色の表現やリアリティは紙の方が心を揺さぶられる。